営業運行中の世界最古の吊り下げ式(懸垂式)モノレール:ブッパルタール吊り下げ式モノレール
ブッパルタール吊り下げ式モノレールWuppertal Schwebebahnは,ドイツのブッパルタール(ヴッパータールとも表記)市で運行されており,営業運行中の吊り下げ式モノレールとしては,世界最古の路線となっている。写真の車両右側に茶色の建物が写っており,この建物は大手の製薬・総合化学メーカーの事業所であり,当市が化学業を中心にした工業都市であることを物語っている。
路線は,市北東部のオーバーバルメンOberbarmen駅と南西のフォーヴィンケンVohwinkel駅とを結ぶ13km余りの距離であり,両駅を約30分で結んでいる。駅は計20駅設置されており,ほぼ中間地点に,旧市街地に近接する(モノレール駅)中央駅Hauptbahnhofが置かれている。
1898年に着工され,1901年に開業(一部区間)した。路線のほとんどは,ブッパル川の直上を走る区間となっており,20駅のうちで4駅のみが地上区間に置かれている。日中は4~5分間隔で運行され,1日当たり8万人が利用する,東西の市街地を結ぶ主要交通手段となっている。
(2025年5月 伊藤撮影)