授業紹介
動物と環境
国内外で生じている野性動物保全に関する諸問題について、グループワークを通して解決策を模索させるセミナー形式の授業です。調べ学習、グループ討議、意見発表など主体的な学修を通して、野性動物保全の解決に役立つ実践的かつ多面的な思考力を養うことが目的です。
植物と環境
植物の個体、個体群とそれらをとりまく環境に着目し、植物生態学の基礎を理解することを目的とした授業です。授業は概ね次の3つの内容に区分されています。第1に、主体-環境系と生物学的種概念について学びます。第2に、植物の成長と繁殖様式にかかわるさまざまな適応について学びます。第3に、植物の保全を視野に入れ、植物個体群の運命を探るための個体群動態について学びます。
人間活動と環境変化[生物生産と生物圏の物質循環]
地球の恵みと人間活動が生態系に与える影響を「物質循環」の視点から学びます。講義の後半には、学生自身が関心のあるテーマについてデータをもとに発表・議論する時間を設けています。私たちの普段の暮らしと自然環境とのつながりを理解し、これからの行動を考える視野を養う授業です。

生物学実験
生物学実験では、動植物の観察や標本作成、同定法、及びこれらの作業に必要な生物材料や顕微鏡などの扱い方等を学び、生物学的実験を行う際に必要とされる基本的な技能を身につけます。また、本講義では国立科学博物館の見学や、学生が主体となり実施する自由研究を通じ、自らの力で生物学的研究を遂行する能力を習得することを目指します。

環境地質学
私たちが暮らす「大地」の成り立ちを、時間的・空間的な広がりの中で理解します。とくに、大陸東縁の島弧である日本列島のテクトニクスを学び、日本列島の形成史を概説します。さらに、身近な地質として「地域地質」を取り上げ、グループごとの調べ学修をとおして、日本各地の地質編年について整理し、プレゼンテーションを行います。また、第四紀火山地質学、鉱物資源、地質遺産(ジオパーク)についても学び、環境地質学の視点から人間社会と自然環境との関わりについて考察します。
地圏環境学実習
地形図・地質図の読図やフィールドワークを通して、地図上で現在地を把握し、露頭で岩石を観察・採取する方法を学びます。また、偏光顕微鏡による火山灰中の鉱物同定を行い、フィールドワークと室内分析を結びつけながら、地質の成り立ちを考える力を養います。
大気大循環論
地球の大気は平均的に、赤道付近では加熱され極付近では冷却されていますが、大気は地球規模の流れ(大気大循環)を引き起こして熱や水蒸気などを運び、世界各地の気候をほぼ一定に保とうとしています。本講義では、大気大循環に伴う地球規模の諸量のバランスの特徴や、大気大循環に関連した大規模な諸現象の特徴などについて解説します。そして、世界の気候がどのように形成・維持されているのかを理解します。
環境気象学実習
本実習では、バルーンを飛ばして上空の風を観測したり、WBGT計などを用いて屋外の暑さを測定したりする等、実際の気象観測を体験します。また、気象台の見学等を通して、現場で行われている気象観測や防災業務について学びます。さらに、自分たちで気象に関する疑問を見つけ、観測・データ解析・プレゼンテーションまでを一貫して実施します。実践的な実習を通して、気象学の面白さだけでなく、データを読み解き、自ら考える力を養います。

化学実験
本授業では、様々な実験・実習を通して、決められた濃度や決められた条件の試薬を自分自身で様々な実験室内の器具を使用し、安全かつ、正確に作成・使用できるようになることが大きな目標となります。また実験室だけでなく、世の中において化学がどのような場面で役に立っているか実感してもらうために化学工場で実習も行います。

ジオインフォマチックス
ジオインフォマチックス(空間情報技術・工学)とは、GIS(地理情報システム)、リモートセンシング、GPS(全地球測位いシステム)などの空間情報に関する学問・技術領域で、さまざまな観測・測定データの処理と密接に関係する技術です。これらの技術の活用事例を学ぶとともに、観測・測定原理の概要を学びます。
セミナー(環境・災害情報システム学研究室)
当セミナーでは、「デジタルを武器に、洞察力・想像力を羅針盤に」をモットーに、環境問題や自然災害といった課題解決に挑みます。そのために、環境や災害を「視る」「知る」「伝える」の3つの視点でとらえます。前期は、研究の土台となる論文の探し方・読み方、AIコーディング等の実践的なデータ解析、相手を動かすプレゼンテーション技術など、社会でも役立つスキルを基礎からじっくり学びます。後期は、身につけたデジタル技術を活かし、自ら選んだ興味のある環境・災害に関するテーマで研究と成果発表を行います。
ドローン実習
国家資格である二等無人航空機操縦士を取得するための実技審査を行う実習です。ドローンの操縦方法や安全な利用方法を学び、環境調査や測量などでドローンを活用するための方法を学びます。ドローン操縦シミュレータと体育館での実技講習および実技審査を、2日間の集中授業で実施します。

プログラミングの基礎
本授業は、AIやデータサイエンス分野で広く使われるPythonを用いたプログラミング初心者向けの実習科目です。変数や条件分岐などの基礎文法を学び、簡単なプログラムを自ら設計・作成する力を養います。実践的な演習を通じて、情報社会に不可欠なプログラミングスキルを基礎からしっかりと身につけることを目指します。

環境政策学セミナー
環境政策学セミナーでは、地域環境問題から地球環境問題までを対象に、行政、企業、市民などの役割に着目し、環境問題への対応を政策やガバナンスの視点から学びます。授業では、環境経済学、環境統計学、環境評価学の考え方をふまえながら、企業見学、自治体訪問、ケーススタディ、グループワークなどを行います。地域の温暖化対策、ごみ・リサイクル政策、環境教育、企業のCSR・ESG、生物多様性保全などを取り上げ、資料やデータをもとに環境政策を考える力を身につけます。
